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ストリートファッションに欠かせない!人気スケート系スニーカーブランド

20世紀の若者文化の偉大な三大アイテムといえば、エレキギター、オートバイ、ボード(サーフ/スケート/スノー)ですが、現代のストリートカルチャーを語る上でも、スケートボードをとりまく文化圏は欠かせません。今回はスケートボードカルチャーの歴史を振り返りながら、人気ブランドをチェックしてみましょう。

▼第一次スケートボードブーム
スケートボード自体は元々サーファーたちが冬の間にローラースケートの車輪を板にくっつけて練習していたのが歴史の始まりといわれています(諸説あり)。1950年代にはローラースケートのメーカー「ローラー・ダービー社」が『ローラーサーフィン』という名前の商品として発売し、スケートボードはさまざまな遊び方と共に独立した競技として確立していきました。1970年代後半にはアメリカ西海岸を中心に第一次スケートボードブームが起こります。ただ、まだ「競技用」あるいは「スポーツ」という範囲におけるお話でした。

▼第二次スケートボードブーム
しかし時は流れ、1980年代中頃になると、スケートボードカルチャーは「スポーツ」の枠組みを超え、USハードコアパンクやスラッシュメタル、ヒスパニック系ストリートギャング文化も取り入れ凶暴化しながら進化を遂げていきます。スピード感と破壊性あふれる音楽を聞き、より危険でトリッキーな大技が次々に開発され、次々とスケーター専用ブランドも生み出されて、LAを中心に巨大なムーブメントを巻き起こしました。これが第二次スケートボードブームです。

▼第三次スケートボードブーム
続いて1990年代初頭には、同じくLAや西海岸で育まれていたヒップホップ、ギャングスタ、メロディックハードコア、LAメタル、グランジなど多様な文化ともより深く結びついて日本に飛び火するほどの盛り上がりを見せます(第三次スケートボードブーム)。日本では「裏原宿」と呼ばれるエリアを中心に、さまざまなサブカルチャー(といってもアメリカ文化が中心)を吸収しつつ、独自のスタイルに発展。「インスパイア(パクり?)」や「コラボ」、あるいは「限定品」という手法により裏原宿は世界に新しい「儲け方」を示しました。ちなみに、スケーターの代表アイテムは「ネルシャツ」ですが、国内最大のスケートパークがあった東京・秋葉原では、オタクと呼ばれるトライブたちがそのネルシャツ文化を21世紀に受け継いでいきました。

▼そして現代
スケーター系ブランドは、もはやスケーターたちだけのものではありません。たとえスケートボードに触ったことがなくても、まったく音楽に興味がなくても、裏原宿で行列に並んだことがなくても、そういうややこしい世界とは関係なく、私たちの日常着としてすっかり定着しています。事実、下記に紹介するブランドの中には、田舎のイオンでも、湘南のサーフショップでも、裏原宿のマニアックな洋服屋でも、銀座や新宿の百貨店でも、簡単に手に入る、その事実は特筆すべき事なのかもしれません。

VANS(ヴァンズ)

1966年創業の老舗スニーカーブランド。ヘルメットや肘・膝パットを付けて滑っていた第一次スケートブームから人気の重鎮的存在です。最初はBMXライダーたちの間で人気だったのですが、まもなくスケボー少年たちの心も掴み大ブレイクしました。
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VISION(ヴィジョン)

1976年に結成された伝説のスケートボードチームから生まれた由緒あるブランドです。そのチームにはマーク・ゴンザレス氏をはじめ数々のスタースケーターが所属していました。1987年にスケボー専用スニーカーを開発して以来、業界のパイオニアとしてギアからアパレルまでトータルに展開しています。
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AIRWALK(エアウォーク)

先述の「VANS」と「VISION」に並び、三大スケーターブランドの一角として知られています。1986年に登場するや否や、わずか1年で全米でブームとなるほどの人気となりました。また、スノーボードの分野にスケーターカルチャーを持ち込んだ功績者でもあります。
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DC shoes(ディーシー)

プロ仕様の本格スケートボードシューズとして1993年に誕生して以来、スノーボード、モトクロス、BMXなどアクションスポーツ界をリードし続けてきたトップクラスブランド。2004年にはサーフブランド「クイックシルバー」に買収され、グローバルブランドへの階段を駆け上がりました。
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etnies(エトニーズ)

1986年にフランスで生まれ、以降は元プロスケーターのピエール・アンドレ氏がデザインを担当。いつの間にかピエールアンドレ氏がブランドも所有するようになっていた、という異色の経歴のスニーカーブランドです。プロが作ったプロ専用スニーカーということで人気を確立していきました。
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Emerica(エメリカ)

etniesの姉妹ブランドとして1996年にスタートしました。ボード愛好家たち御用達の大型ショップ「ムラサキスポーツ」に行けば、etniesの横にちょこんと並んで売っていることも多く、ご存じの方も多いのではないでしょうか。etniesとは、デザインと在籍しているプロスケーターが違います。価格帯は同じです。
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GRAVIS(グラビス)

こちらはスノーボード・カルチャーから生まれたスニーカーブランドです。「スノーボードの後に、ブーツを脱いで履くシューズ」をコンセプトに、あの老舗メーカー「バートン社」が開発しました。現在ではスノーボードのみならず、スケーターやサーファーのプロたちも愛用しています。
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