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スタイル説明/インディーズ系(裏原宿など)

世界的なコレクションで活躍するデザイナーや、大手アパレルメーカーの展開するブランドなど、大手資本が仕掛けたファッションではない、ストリート発信のファッション・ブランド。日本では、「裏原宿」が最も成功した事例といえるため、ここでは裏原宿の歴史に簡単に触れ、インディーズ系の本質に迫ってみたい。裏原宿の歴史は、1989年、高橋盾氏(JONIO)が文化服装学院在学中に一之瀬弘法氏とともに『アンダーカバー』を設立したことにはじまる。1993年には、高橋氏と長尾智明氏(NIGO)によって、原宿の裏通りにセレクトショップ『「NOWHERE』がオープン。同時期に、長尾氏は『ア・ベイシング・エイプ』を立ち上げ、つづいて『ネイバーフッド』『シュプリーム』『ナンバーナイン』などのブランドが次々と誕生した。一方、裏原宿はミュージックシーンとも結びつきを深め、DJ&音楽プロデューサーの藤原ヒロシ氏が吉田かばんと共同で『ヘッド・ポーター』をプロデュースするなど、ファッション、、音楽、アートなどさまざまなカルチャーが入り混じって独特の文化圏を形成するようになる。さらに彼らの友人であるデザイナーやアーティスト、タレントやモデルまで巻き込んで、「裏原宿」はファッション史に残るほどの成功を収めた。作り手と買い手が、非常に近い距離で価値観を共有しており、まさにインディーズブランドとは、若者の等身大ファッションといえよう。なお、裏原宿は商業的な観点としても、店舗に複数ある出入口、ほとんどない接客、小ロット生産という希少性など、注目すべき工夫・ポイントが多々ある。

【代表的なブランド例】
アンダーカバー
ア・ベイシング・エイプ
ステューシー
ミスターハリウッド(N.HOOLYWOOD)
グッドイナフ

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