スポンサードリンク

「ロイヤルワラントとはなんだ?」から始める、英国王室御用達ブランド(ファッション編)

ロイヤルワラントとは、王室御用達のこと。イギリス、オーストリア、デンマーク、ベルギー、モナコ、オランダ、そして日本など、各国の王室に対して、商品やサービスを提供できる選ばれた者たちの証です。

英国では、エリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子の3人が「ロイヤルワラント」を認定できます。認められれば、「ロイヤルアームス(紋章)」を掲げることができ、三者三様それぞれマークが違っています。この歴史は1155年にヘンリー2世より始まったと伝えられており、5年毎に認定は更新され、今日では約850ほどの企業や個人が認定されていますが、過去のものも含めたら膨大な数というのが実際のところ。

そこで今回は、エリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子の全員がロイヤルワラントを与えている、選ばれしブランドの中でも選ばれしスペシャルなブランドをチェックしてみました。なお、2014年3月現在の認定ブランドは「王室御用達ホルダー協会」( http://www.royalwarrant.org/ )にて確認することができます。

Gieves & Hawkes(ギーブス&ホークス)

英国の伝統的なスタイルを受け継いでいる老舗テーラーです。創業200年以上の歴史を持ち、その格式の高さは、紳士服の聖地「サヴィル・ロウ」の中で1番地に旗艦店を構えているほど。一番地、それはつまり「No.1」であることを意味し、国家儀式の正装や英国軍のユニフォームも担当しています。

DAKS(ダックス)

キャメル、ビキューナ、黒の色を使った「DAKS HOUSE CHECK」と呼ばれるチェック柄が有名でしょう。ロイヤルファミリーとの関係は深く、女王陛下の居城「ウィンザー城」で毎年開催されている馬術大会の公式メインスポンサーも30年以上務めています。

Barbour(バブアー)

ハンティング、フィッシング、乗馬といった英国上流階級のアウトドア・ライフスタイルを体現するブランドと称されています。生地に油を含ませて防水性を高めた「オイルドクロス」を使ったアウターが代表アイテムです。1960年代にはスティーブ・マックィーンがライダースジャケットを着用し大ヒットしました。

Kinloch Anderson(キンロックアンダーソン)

スコットランドの伝統的な民族衣装「ハイランドドレス」をはじめ、キルトやタータンの世界的なトップメーカーです。タータンチェックの本流であり、英国王室で使用されているタータンはすべて同ブランドのもの。時代を超えた風格と気品を兼ね備え、世界中のエグゼクティブから圧倒的な支持を受けています。

Ede & Ravenscroft(イード&レベンスクロフト)

ロンドン最古のテーラーで、創業は1689年。それだけの存在にもかかわらず、日本ではあまり知られていないのは、同ブランドが庶民には無縁の式典用や法廷用のワードローブを手がけてきたからでしょう。英国の政界・法曹界においては随一の、知る人ぞ知るブランドです。

【番外編】2つのロイヤルワラントを授かっているブランド

Burberry(バーバリー)・・・エリザベス女王、チャールズ皇太子
John Lobb(ジョン ロブ)・・・エジンバラ公、チャールズ皇太子
HUNTER(ハンター)・・・エリザベス女王、エジンバラ公
Austin Reed(オースチン リード)・・・エリザベス女王、チャールズ皇太子
MUSTO(ムストー)・・・エリザベス女王、エジンバラ公

あわせて読みたい特集記事
⇒その他の特集記事を見てみる

関連ブランド

関連アイテム

スポンサードリンク