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スタイル説明/アダルトコンテンポラリー

ファッションとは、年齢を重ねるにつれ、興味が薄くなっていくものだといわれてきた。30代からは、次第にトラッド・クラシックなファッションを好むようになり、50代も過ぎると、地味な色選びはもちろん、「服なんか着られたらいい」ぐらいの扱いとなっていく。しかし、戦後の豊なアメリカ文化の洗礼を受け、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」時代の真っ只中にいた団塊の世代がアダルト、シニアになった現在では、従来のような『ジジ・ババ』スタイルのイメージは覆されつつあるトラッドの中にも遊び心を加えたり、ポロシャツにジーンズといった若者と同じスタイルを好む人も少なくない。子供と一緒に出かけるショッピングモールやファストファッションの店舗も中高年ファッションの敷居を下げている要因だろう。「いつまでも若々しく、アクティブ」そんなアダルト・シニアが増えているのである。こうした状況を受け、ファッション業界もアダルト・シニア層をターゲットにしたブランドが増殖中だ。圧倒的な人口だけにマーケットとしても見逃すわけにはいかないからだが、おしゃれの楽しさは生きる喜びでもあるわけだから、とても良い状況だと評価したい。主に35歳以上に似合うスタイルやブランドを、服DBでは「アダルトコンテンポラリー」と分類している。

【「アダルトコンテンポラリー」に含まれるスタイル例】
トラッド
アメリカンカジュアル
フィフティーズ
イタカジ
■ちょいワル親父

【代表的なブランド例】
エスタブリッシュ> ~王室、大統領、映画スター達が愛したブランド~
バーバリー (英国王室御用達の定番)
ジョルジオ・アルマーニ (スーツの帝王が生み出すダンディズム)
ポロラルフローレン (「グレート・ギャッツビー」の世界観をもつ正統派アイビースタイル)

ビジネス・エリート> ~憧れのオトコの戦闘服~
ポール・スチュアート (ニューヨーカーの洗練されたアイビースタイル)
シャルベ (J・F・ケネディも愛した老舗シャツブランド)

日本の紳士服ブランド> ~メイド・イン・ジャパンの安心感~
丸善 (福沢諭吉も創業に関わった明治以来の日本紳士服の原点)
ダーバン (職人の技が可能にした日本人の体格に合った既製紳士服の決定版)
ララアビス (百貨店の名門・三越のオリジナルブランド)
三越コレクション (三越が贈る紳士・淑女のベーシックスタイル)

コンフォートカジュアル> ~迷わない大人の週末ブランド~
自由区 (女子大生も認めるオンワードによる“外さない”大人のカジュアルスタイル)
アーノルド・パーマー・タイムレス (リニューアルにより再登場したレナウンの超人気ブランド)
フィールド/ドリーム (高センス・高感度なアダルトコンテンポラリー)
カフェ・ソーホー(AOKI) (紳士服チェーン「AOKI」が提案する洗練された大人のベーシック)
パーソンズフォーメン (パパ・ママ世代のための元気で明るいブランド)
パパス (幸せなファミリーを象徴する荒牧太郎氏プロデュースの老舗ブランド)
エディー・バウアー (高級感漂うスタンダードなアメカジブランド)

セレクトショップ発信の大人カジュアル> ~お子様は入れないセレクトショップ~
インターナショナルギャラリービームス (世界中の大人カジュアルを提案)
ブリッラペルイルグスト (ゴルフやヨットの似合うスタイル)
エディフィス・マテリオ (エディフスのゴルフカジュアルライン)

リーズナブル> ~低価格、でも恥ずかしくない、むしろオシャレ!~
ユニクロ (人を選ばないファッションの新常識・新定番)
リミテッドエディション (そごう・西武の仕掛ける渾身のプライベートブランド)
GAP (世界最大のファストファッションブランド)

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